事業再生とは その3 借金過多
こんにちは。事業再生コンサルタントの「山さん」です。
前回、事業承継が困難に陥っている理由として、
「借金が多すぎる」ということを挙げました。
それでは、この「借金が多すぎる」というのは、
具体的に、どのような状態になった場合をいうのでしょうか。
これもいろんな考え方があるかと思いますが、
私なりに簡単に定義すると、基本的には、
「今後10年で返せない借金を抱えている会社」
といえます。
つまり、借入金を「返済原資」で10年で返せない会社が、
借金が多すぎる(借金過多)だということになります。
「企業30年説」という言葉がありますが、
変化の激しい現在の社会状況の下で考えると、
企業の寿命を10年とみて、10年間で返せない借金は、
一般的に、借金過多だと考えていいように思います。