事業再生コンサルタント「山さん」のブログ

「山さん」が事業再生について語ります。

事業再生とは その6 再生の意欲

こんにちは。事業再生コンサルタントの山さんです。

 

さて、ここで、

企業を清算するかしないかを決める

重要なポイントがあるので、

そのことについて触れておきたいと思います。

 

企業を清算するか、再生させるのかは、

経営者や従業員、債権者などの利害関係者にとって、

一番良い形で決められるのが好ましいのですが、

その例外が一つだけあります。

 

それは、事業継続が困難になった経営者に、

 

「事業を継続し再生させようという意欲」

 

がない場合です。

 

いくら周囲の関係者が、事業継続を願い、

再生のため支援の手を差しのべようとしても、

経営者本人が、事業継続や再生の意欲を失ってしまった場合、

その経営者に、事業継続や再生を期待することは、まず不可能です。

 

その場合には、

その事業を受け継いでくれる人(後継者)を探すか、

事業そのものを他社へ譲渡するといった選択肢も考慮しつつ、

最終的に、それらが上手く行かない場合には、

自然と清算の方向へ向かうこととなります。

 

意外と、事業継続が困難に陥った経営者の中には、

「事業継続や再生の意欲」をすでに失ってしまっている人が

少なからずいることを知っておくべきだと思います。

 

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